炎症性腸疾患(IBD)には、主に潰瘍性大腸炎とクローン病の2種類があり、いずれも慢性的な下痢や血便、腹痛、体重減少、発熱などの症状を伴います。若い人に発症することが多く、長期的には病状が悪い時期(再燃期)と落ち着いている時期(寛解期)を繰り返す特徴があります。通常、生命にかかわることはありませんが、一旦発症すると根治することはまれで、生涯治療が必要となる病気です。ともに医療費の一部を国が補助する特定疾患(難病)に指定されています。
IBDは早期に適切な診断を受けることが重要とされています。疑われる症状や不安がある場合は、お気軽に受診ください。

潰瘍性大腸炎